Top > USB PICライター 広告 FT232RLを使ってPICライターを作る新しく買ったパソコンを見てみたらなんとシリアルポートがなかった。なので、USBを使ったPICライターが必要になってしまった。 コンセプト
回路PICprogは、JDMライタ(参考:シリアルポート接続PICライターの製作)やRCDライタ(FENG3のホームページ)に対応しているので、これらの回路を参考にする。 PICの書き込みには12V(12.6V)が必要なのでこれをUSBの5Vから作る必要がある。 で、実際の回路は下図の通り。ストロベリー・リナックスのUSBーシリアル変換モジュールは描いていない。 USBーシリアル変換モジュールからの出力は0-5Vなので、JDMライタとかRCDライタにあるようなレベル変換用のダイオードは必要がないのでかなりすっきり。 MAX662のところに付いているダイオードD2は12Vを12.6Vにするために付けている。特に指定はないけれど電流を多めに(100mA以上?)流せるものが良い。 プリントパターン一応参考のためにプリントパターンも。回路図では分からないけど74xx04の電源を5Vラインから取ることを忘れない。 できあがり今のところPIC16F84でしか試していないけど、おそらく他のものでも書き込めるはず。 5Vから12Vをつくり出しているMAX662はUSBーシリアル変換モジュールの下に隠れている。 Linuxで書き込むDebianの場合、このライターをつなぐと「/dev/ttyUSB0」などにつながったことになる。(「FT232」参照、ユーザーの設定も忘れずに) $ picprog --erase -p /dev/ttyUSB0 とやって消去してから $ picprog --burn --input test1.hex -d pic16f84 -p /dev/ttyUSB0 とやって書き込む。ここでは「test1.hex」と言うのが書き込むプログラム。デバイスによっては自動認識するので「-d pic16f84」の部分がいらない場合もある。 おわりに専用の書き込みプログラムを作れば74xx04はいらなくできるのでもっと回路は簡単になるだろうけど、多くの人が使っているプログラムで使えた方が便利だからこれで良いのだろうと思う。 ちなみに「JDMライタ」として認識させたかったら、「IC3D」(TXD用)を取って直結すればいいはず。 広告 |