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*USB-シリアル変換 [#d57bcd61] 最近のノートPC(デスクトップも)はシリアルポート(COMポート)を持っていないものが多いのでシリアルポートを使って制御する周辺機器などは接続できない。~ そこで登場するのがUBB-シリアル変換チップである。 そこで登場するのがUSB-シリアル変換チップである。 [[bitbang(デジタルI/O)>ftdi_bitbang]]もできる FT232系(FT232BM、FT232BL、 FT232RL)は[[Future Technology Devices International Ltd:http://www.ftdichip.com/]](FTDI)のUSB−シリアル(RS232C)変換チップ。~ 特にFT232RLは部品点数が少なくてすむので最近はやっている。~ [[秋月電子通商:http://akizukidenshi.com/]]や[[ストロベリー・リナックス:http://strawberry-linux.com/]]などで入手可能。~ [[ストロベリー・リナックス:http://strawberry-linux.com/]]では組み立て済みのモジュールを売っているので使い易い。 カーネルさえ対応していれば(カーネルを構築したときに「USB support」-> 「USB Serial Converter support」あたりで設定しておく)つなぐだけで認識される。~ カーネル2.6.9以降は正式に導入されたのでドライバーを取ってくる必要もなく動作も安定している。~ ドライバーが必要なときは「[[FTDIのドライバ置き場:http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm]]」から取ってくる。~ カーネル2.6系を使っている場合は新しいバージョンにする方が楽だと思う。 つないだ後、 # dmesg を実行すると usb 7-3.2: new full speed USB device using ehci_hcd and address 3 usb 7-3.2: configuration #1 chosen from 1 choice usbcore: registered new driver usbserial drivers/usb/serial/usb-serial.c: USB Serial support registered for generic usbcore: registered new driver usbserial_generic drivers/usb/serial/usb-serial.c: USB Serial Driver core drivers/usb/serial/usb-serial.c: USB Serial support registered for FTDI USB Serial Device ftdi_sio 7-3.2:1.0: FTDI USB Serial Device converter detected drivers/usb/serial/ftdi_sio.c: Detected FT232BM usb 7-3.2: FTDI USB Serial Device converter now attached to ttyUSB0 usbcore: registered new driver ftdi_sio drivers/usb/serial/ftdi_sio.c: v1.4.3:USB FTDI Serial Converters Driver と出力される。 と言うわけで /dev/ttyUSB0 と言うところが新しくできたシリアルポートになる。~ $ ls -l /dev/ttyUSB0 とやると crw-rw---- 1 root dialout 188, 0 2007-04-10 17:37 /dev/ttyUSB0 と出るので、rootもしくはdialoutでないとアクセスできないので、通常ユーザーで使用するときはdialoutのグループに登録しておく **資料など [#qb58753f] -[[FTDIの資料:http://www.ftdichip.com/FTProducts.htm]] --[[回路図など:http://www.ftdichip.com/Documents/Schematics.htm]] -[[ことぶ記:http://www.yapan.org/diary/2006/01/eagle.html]] --FT232RLなどのEagle用ライブラリを配布 **注意 [#h8169d55] FT232から出力されるTXDは正論理なので普通のRS232Cとは違う。同様に使う場合は反転する必要がある。~ RS232Cの信号として使うにはさらに、電圧レベルをRS232Cの規格にコンバートする必要がある。専用のコンバートICも[[秋月電子通商:http://akizukidenshi.com/]]で手に入る。~ もともとRS232Cでは、負(-5〜-15)のとき「1」で、正(5〜15)のとき「0」なので使いかたによっては、全ての信号が逆転していることになる。 「[[FT232RLの問題>blog/2012-05-29/FT232RLの問題]]」で書いたとおり、ちゃんと認識しないときは、 # killall brltty とやって、「brltty」を止めるとうまくいくときがある。 広告 |