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*[[FlatCAM:http://flatcam.org/]] [#x1226afd] ガーバーデータからG-codeデータを生成。~ 単純な銅面カットパターンや穴あけパターンの生成だけでなく、両面用のデータを作ったり、ベッドの平坦化データを作ったり、不要な銅部分の除去パターンも作れる。 **インストール [#lf8c73f5] Gitでソースをダウンロード $ git clone https://bitbucket.org/jpcgt/flatcam.git Ubuntuの場合、ソースのディレクトリで $ setup_ubuntu.sh とやれば良いらしいが、中でsudoを使って必要なパッケージをインストールしているだけ。~ ちょっと怖い気もするので中身を見ながら手作業でインストールする方が良いかも~ Debianの場合はsudoを設定して上のコマンド実行するか、中を見て手作業でインストールする。 後はソースを展開したディレクトリで $ python FlatCAM.py とやれば立ち上がる *初期設定 [#f32b8b02] &color(Red){最初は単位がインチになっているので注意};~ 単位は「Options」で変更する。ミリメータにしておいたほうが何かと便利 「Options」で「APPLICATION DEFAULTS」を選択して「Units」で「mm」を選択~ もし、いつも使うツールの直径などが決まっていればその下の「Isolation Routing」などを設定しておく。 *銅の切削パターンを生成 [#lae3909b] まずはガーバーファイルを読み込む~ 「File」→「Open Gerber」~ で開くと表示される。裏表など複数のガーバーを読み込む場合は同じ操作を繰り返す。~ 左のフレームの「Project」の中に読み込んだファイルが表示される。~ いらないファイルは選択して「Delete」キーを押せば消える。 「Project」の中の処理したいガーバーデータをダブルクリック、または左のフレームの「Selected」タブをクリック。~ 「Isolation Routing:」というところで銅の切削パターンの設定をする~ -Tool dia:カッターの直径 -Width (# passes):切削部分の幅。複数回切削することで幅を出す -Pass Overlap:切削パスの重なり パターンを移動したい場合は「Offset:」というところで移動量を入力して「Offset」ボタンをクリックする。 -移動したパターンから以下の切削パターンを生成しても同じ位置(移動後の位置)で生成される 「Generate Geometry」ボタンを押すと切削パターンが表示される。~ すると「Project」の中にガーバーデータのファイル名の後ろに「_iso」がついた物が出てくるのでそれを選択~ -Isolation Routingの値を変えて「Generate Geometry」ボタンを押しても「Project」で選択されてなければ、違うパターンが出てくる。~ 処理するデータをダブルクリック、または左のフレームの「Selected」タブをクリック。 「Create CNC Job:」というところで切削設定をする -Cut Z:切り込み深さ -Travel Z:移動高さ -Feed Rate:送り速度。unit/min。 --単位がインチならインチ/分、ミリならミリ/分の送り速度 -Tool dia:カッターの直径~ 設定したら「Generate」ボタンを押すと「Project」の中にガーバーデータのファイル名の後ろに「_iso_cnc」というのができる~ 「Project」で選択して「Selected」に行く。~ -ここで名前を変えられるけど多分必要ない。 「Export G-code」でG-codeを生成。保存するファイル名設定する。~ 一応他のG-codeビューアで確認する。 **基板外形切削 [#b8b734f2] CADが生成する外形切断パターンは使えないみたい。 上の銅パターン生成の時に「Board cutout」で設定 -Tool dia : 切断に使う刃の直径 -Margine : パターンからの距離 -Gap size : 完全に切断しないように一部つなげておく部分の幅 -Gaps : どこにつなげておく部分を作るか。 --上下「2 (T/B)」、左右「2 (L/R)」、4辺「4」 「Generate Geometry」ボタンを押すと「_cutout」がついた切削パターンが表示される。~ 後は銅のパターン切削と同じようにG-codeを生成する **ドリルファイル [#bcb1c770] 「File」→「Open Excellon」でドリルファイルを開く~ 上と同じように「Project」で読み込んだデータを選ぶ。~ 「Selected」に行く。~ 移動したい場合は「Offset:」というところで移動量を入力~ 「Tools」のところで穴を開ける&color(Red){番号を選ぶ};。ShiftキーやCtrlで複数選択できる~ 「Create CNC Job:」というところで切削設定をする -Cut Z:ドリルの深さ(基板厚+α) -Travel Z:移動高さ -Feed Rate:送り量 「Generate」ボタンで「_cnc」がついたデータが生成される~ これを選択して「Selected」の「Export G-code」でG-codeを生成。保存するファイル名設定する。~ **1つのエンドミルで複数のドリル穴を開ける場合 [#qddc1698] ドリルファイルを読み込んで「Selected」に行く。~ 移動したい場合は「Offset:」というところで移動量を入力~ 「Tools」のところで穴を開ける&color(Red){番号を選ぶ};。ShiftキーやCtrlで複数選択できる~ 「Mill holes:」で切削に使う刃の直径を入力~ その下の「Generate Geometry」ボタンを押すと「_mill」がついたデータが生成される。~ これを選択して「Selected」に行く。~ 「Create CNC Job:」というところで切削設定をする -Cut Z:切り込み深さ -Travel Z:移動高さ -Feed Rate:送り量 -Tool dia:カッターの直径~ 「Generate」ボタンで「_cnc」がついたデータが生成される~ これを選択して「Selected」の「Export G-code」でG-codeを生成。保存するファイル名設定する。~ **ミラー [#a9bc7d82] 「Tools」→「Double-sided PCB tool」とやると左のフレームの「Tool」がミラー用になる。~ ここで、ミラーの設定をする。 -Bottom Layer:ミラーするレイヤ(パターン) -Mirror Axis:ミラー軸 --Xなら上下、Yなら左右 -Axis Location:ミラーの仕方 -Point/Box:ミラーする位置 -Alignment Holes:位置合わせ穴の位置 -Drill diam.:位置合わせ穴の直径 設定して「Mirror Object」とやるとミラーされた図形ができる。 -「_mirror」というデータが「Project」にできるらしい。 --バグなのか現時点で出なかった 「Create Alignment Drill」とやると位置合わせ穴ができる 広告 |