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[[LinuxCNC 2.7.4:http://linuxcnc.org/2016/02/08/release-2.7.4/]]が出たのでそれをインストールすればこのページは必要ない
&color(Red){すでにUbuntu 12.04 LTSになっているとする。};
*無難な方法 [#h8206b69]
Ubuntu 12.04 LTSに[[LinuxCNC:http://www.linuxcnc.org/]]インストールするには、単純に
http://wiki.linuxcnc.org/cgi-bin/wiki.pl?LinuxCNC_On_Ubuntu_Precise
の通りにすればいい。
順を追って書いてみると~
まず、リアルタイムカーネルをインストールする。
そのために/etc/apt/sources.list.d/にたとえば「linuxcnc.list」というファイルを作って
deb http://linuxcnc.org precise base
という行を足す。そしていつものように
sudo apt-get update
をする。
で、リアルタイムカーネルをインストール
sudo apt-get install linux-image-3.4.55-rtai-2 rtai-modules-3.4.55-rtai-2
昔のバージョンからアップデートした場合、
dpkg: /var/cache/apt/archives/rtai-modules-3.4.55-rtai-2_3.9-shabby-memleak- 2013.12.13-1_i386.deb の処理中にエラーが発生しました (--unpack):
'/etc/udev/rules.d/99-rtai.rules' を上書きしようとしています。これはパッケージ rtai-modules-2.6.32-122-rtai 3.8.1-linuxcnc1 にも存在します
E: Sub-process /usr/bin/dpkg returned an error code (1)
というエラーが出るかもしれない。そのときは思い切って
sudo apt-get remove rtai-modules-2.6.32-122-rtai
とやって問題のパッケージを削除してしまう。
ソースからコンパイルするときに
sudo apt-get install linux-headers-3.4.55-rtai-2
も必要らしいが害はないのでついでにインストールしちゃう。
で再起動する。~
立ち上がるときに入れたリアルタイムカーネルじゃない場合があるから起動時にShiftキーを押してgrubの画面を出して明確に選んだ方がいい。
立ち上がったら念のため
uname -r
とやってバージョンを確認する
立ち上がったら、また/etc/apt/sources.list.d/に「linuxcnc-buildbot.list」というファイルを作って次のどれか1行を加える
- deb http://buildbot.linuxcnc.org precise 2.6-rt
- deb http://buildbot.linuxcnc.org precise master-rt
- deb http://buildbot.linuxcnc.org precise v2.5_branch-rt
特に問題なければ2.6でいいかも。master-rtはなんだかわからない。
再度
sudo apt-get update
とやってから
sudo apt-get install linuxcnc
とやる。
あとは
$ linuxcnc
とやるとLinuxCNCが動く。
以前の設定ファイルでも動くみたいなので、デスクトップやランチャーなどで
linuxcnc <設定ファイル>
となっている物もそのまま使えそう
*挑戦的だけど応用が利きそうな方法。コンパイルする [#l8de82ee]
この方法はUbuntu 12.04以降やDebianでもインストールできるかもしれない。
リアルタイムカーネルとして「Xenomai」を使う。インストール方法は以下のページにある~
http://wiki.linuxcnc.org/cgi-bin/wiki.pl?XenomaiKernelPackages
簡単に手順を書くと~
バージョンを設定
CODENAME=$(lsb_release -cs); echo $CODENAME
リポジトリ(aptライン)の追加
echo "deb http://deb.machinekit.net/$CODENAME $CODENAME main" >> /etc/apt/sources.list
echo "deb-src http://deb.machinekit.net/$CODENAME $CODENAME main" >> /etc/apt/sources.list
パッケージリストをアップデート
apt-get update
キーリングをインストール
apt-get install zultron-keyring
# Install the xenomai run-time tools and headers (for building LCNC)
xenomaiのランタイムツールとヘッダーなどをインストール
apt-get install xenomai-runtime libxenomai-dev
xenomaiカーネルをインストール
apt-get install linux-image-3.5.7-xenomai-2.6.2.1
で再起動。&color(Red){立ち上がるときにSHIFTを押しつづけるとgrub画面になるのでインストールしたカーネルを選択};
次にLinuxCNCをインストールここにあるとおり~
http://wiki.linuxcnc.org/cgi-bin/wiki.pl?NewRTInstall
まずgitをインストール
sudo apt-get install git-core git-gui dpkg-dev
「Michael」さんのgitリポジトリからソースを取ってくる。適当なディレクトリで次のコマンドを実行
git clone git://git.mah.priv.at/emc2-dev.git linuxcnc-rtos
ソースのディレクトリに移動
$ cd linuxcnc-rtos
「rtos-integration-preview3」というブランチを使う。(「preview4」とかもっと新しいバージョンがあるかもしれない。調べていない)
$ git branch --track rtos-integration-preview3 origin/rtos-integration-preview3
$ git checkout rtos-integration-preview3
コンパイルするソースがあるディレクトリに移動
$ cd src
configureプログラムを生成
$ ./autogen.sh
configureプログラムで設定する
$ ./configure
ここで依存するパッケージが足りないとエラーが出るのでそれを適宜インストール。「#」で囲まれたメッセージが出ればOK.でなければ何かしらのエラーが出ている可能性大~
コンパイル
$ make
$ sudo make setuid
パスなどが通っていないので
$ . ../scripts/rip-environment
とやる。「.」と「..」にスペースが入っているので注意。~
動作するか調査する
$ runtests
あとは
$ linuxcnc
とやるとLinuxCNCが動く。
「configure」を実行するときにあらかじめ足りないパッケージを知りたい場合は
$ cd debian
$ ./configure sim
$ cd ..
$ dpkg-checkbuilddeps
とやるといいらしい。
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